映像授業の通信教育や塾の種類が増えて、数年経ちました。
しかし、メリットとデメリットを理解して使わないと、思ったより効果が上がらないこともあります。
映像授業を受けてみた経験と、塾講師の指導経験から、
デメリット・メリットを考えてみました。
映像授業とは
スマホやタブレット、パソコンなどで優秀な講師による分かりやすい授業を、
動画形式で見ることができるサービスです。
トライのTry itやベネッセのスタディプラス、昔からある東進衛星予備校も有名です。
他にも探せばいろんな映像授業があります。
値段も様々です。スタディプラスなんて、どれだけ見ても動画を見るのは月に約1,000円!
とても安いですよね。
私も、塾講師を始めた頃に総復習しようと1ヶ月だけ見ていました。
映像授業の分かりやすさ
実際、かなり分かりやすいと思いました。
先生の経歴も拝見することができるし、
先生の名前でgoogle検索すればこれまでの経歴やどんな塾で、
どんな層の生徒に向けて教えていたのかもだいたい分かります。
映像授業のメリット
- 有名な講師の分かりやすい授業を受けられる。
- 塾代を節約できる。
- スマホで見れば、カフェや学校の自習スペースでも見ることができる。
- 自分のスケジュールに合わせて授業を受けられる。
部活や習い事が忙しくて、塾のスケジュールに合わせられない人や、
そこまで教育にお金をかけたくない人も気軽に受けられるのが大きなメリットです。
映像授業のデメリット|忙しい人がぶつかる壁
映像授業は分かりやすい反面、実は効率が悪いです。
話すスピードと読むスピードを比べてみると、高校生ぐらいになると、
話すスピードよりも読むスピードの方が早くなります。
参考書を読む勉強法に比べると、時間あたりに身につけられる知識量が低くなります。
映像授業は早送りができます。
でも早送りする場合、どこからどこまで早送りするのか、わからないものです。
結果的に、知っていることもずっと見ないといけません。
終わってみると新しく知ったことが、あまりなかったということもあります。
私は実際それが多くて、1ヶ月で止めました。
ただし、先生の授業はとても分かりやすかったので、
先生が作った参考書を買いました。参考書は2週間で数周できます。
しかも分かっているところはすぐに飛ばすことができるので、映像授業よりとても効率よく勉強することができました。
映像授業を参考にして買った参考書
ちなみに、買った参考書は関 正生先生の世界一わかりやすい 英文法・語法の特別講座です。絵が、アレ(笑)ですが、中身はとってもいいです。カバーは外して使いました(笑)
現在形や進行形の違いや仮定法や現在完了の考え方など、大変分かりやすいです。
今でも塾でその考え方を伝えると、分かりやすいと目を丸くする生徒がいます。
買ってよかった本です。もう使ってないけど、今でも大事に保管しています。
関先生の授業はスタディプラスから見ることができます。
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おすすめの映像授業の使い方
下記のポイントを踏まえて、映像授業を見る単元や教科を絞った方が効率的に勉強を進めることができます。
- わからないことがわからない状態ならば、映像授業。
- 最初からほとんど分からない、学校でやってない教科は映像授業。
- ところどころは分かっているけど、分からないところが分からない場合は参考書。
- 分からない箇所が明確な場合は、参考書。
値段を最小限に抑えたいならば、スタディプラスはおすすめです。
ただし、映像授業と個別指導を組み合わせている塾も増えているので、
映像授業のわからなかった所を聞きたくなったら映像と連携している塾か、
家庭教師を利用することをおすすめします。
まとめ
- 映像授業は使い方次第。
- 映像授業は、工夫すれば塾代を節約できる。
- 参考書の方が場合によっては効率的。
- 関正生先生の参考書は分かりやすい!