漢文は古典に比べると点が取りやすいという声を聞きます。
私は文系だったこともあり、国語は全般的に取れていたので、受験生の時は確実に40点以上取るための対策として漢文対策をしていましたが、本当に漢文対策をしたいのは、理系科目をやらなければならないのに文系科目も対策しないといけない時間が足りない受験生だと思うのです。
そんな方々に向けて、短時間でセンター7割、最低でも6割を取るための対策を考えてみました。
古文に比べれば簡単だけど、結局どうすれば・・・
と思っている受験生、結構いると思うのです。
6割の30点どころか、語句問題と読解が1つ合ってれば調子いいぐらいしか取れない・・・、下手したら漢文でたまに1ケタ台取ってしまう(誰にも言わないけどT_T)という方に向けて短時間で漢文を6割、7割目指す方法を考えました。
用意するのは黒本一冊
黒本って知っていますか?
赤本ではなくて黒本。
黒本というのは、河合塾の全統模試の過去問を元に作られている問題集です。
8回分ぐらいついて1000円+税。現代文、古文、漢文で1回分です。
1回分で135円と思ったら安いものです。
まず解答解説を参考書として使う。
この問題集は解答解説がとても充実しています。
選択肢のどの箇所がふさわしい、ふさわしくないというところを丁寧に解説してくれています。
センター漢文を早急に対策したい方は、まず頭のなかに解くために必要な知識がありません。時間もありません。
問題を解くまでもなく「知識を詰めこないといけない」という課題は見えています。
問題を解くのは、力試しなので詰め込むことが何か分かっている場合はあと回しにしましょう。
ポイントがまとまっている解答解説を参考書として使っていきます。
重要語・基本句形を覚えてから問題を解く。
四角で囲われた「重要語・基本句形」というところを覚えます。
その後、すぐに問題を解きます。
- 「重要語・基本句形」を暗記する
- すぐに問題を解く。
第一回の「重要語・基本句形」を覚えたのであれば、第一回の第4問(漢文)を解きます。
覚えた知識をすぐに使える問題を解くのです。
知識は使うと定着します。
使うということは思い出すということ。
この思い出す練習が大事なのです。
また、「自分は解ける!」という感覚も大事です。
結果が出ないと本当に意味があるのだろうかと不安になりますよね。
覚えたのだから解けるのは当たり前なのですが、覚えたと思っていても少し時間が経つと意外と思い出せないこともあります。
これは「思い出す」ことをした時に気付くのです。
覚えてなければまた覚えて、解きます。
この「覚えて解く」というサイクルを問題集1冊分やります。
重要語・句形の部分は完璧に覚えましょう。
もしもう少し知識を詰め込みたいと思ったら
もし問題集の解答解説だけでなく、もっと知識を詰め込みたいと思う方には下記の参考書がおすすめです。
10年前と変わらず現在も書店で平積みされているベストセラーです。
短時間の理系のための古文勉強法も考えてみました。
3000字超えの記事ですが、最後にまとめとして箇条書きにしているのでそちらだけでもどうぞm(_ _)m