ハンドメイド作品の販売を3年前ぐらい前に開始し、現在休止中の私が販売前に読んだ本、今だからこそおすすめする本や、販売して思ったことなどについてまとめてみました。
最初、minneなどのサイトで販売し、ご縁があって広島のカフェの販売コーナーに置いて頂いていました。
今は、カフェの閉店に伴いカフェ販売を終了し、minne でも販売をおやすみしています。
販売をやめた理由は、他のお仕事ややりたいことが忙しくなったのと、販売するよりもブログで作り方やコツを紹介するほうが楽しいと思うようになったためです。
販売を行う考えるにあたって参考にした本、3年経ってハンドメイド販売の競争が激しくなっているからこそ読んでおきたい本を紹介していきます。
「好きなことを仕事」にするのに憧れるし、自分のセンスや技術が少しでも活かせるなら挑戦してみたいですよね。
でも最初は何から初めていいのやらよくわからない。私もそうでした。
少ないながらもなるべく読める本は読んだし、現在はもっと詳しく書かれている本が出ています。
販売方法を考える前に考えたいこと
販売を始める前に自分がハンドメイド販売を行うにあたって、
現状と理想を整理してみました。
【その当時の現状】
・基本的に家に居たいインドア派。
・デジタル一眼とフォトショップを持っているので、写真をキレイに撮りやすい。
→ネット販売で写真の占める割合は高いです。今だとスマホでも一眼に遜色ない写真取れるので、デジイチ(デジタル一眼)もフォトショも必要ないかも。
・パソコンやスマホを触るのに苦手意識やストレスがない。
・経験が浅い。
・実店舗にコネがない。
【その当時の理想】
・家にいながらできる収入源がほしい。
・好きなこと、得意なことで活動をしたい。
・働く時間を自分で調節したい
わたしは、上記の現状と理想からまずminne などのハンドメイド作品販売に特化した、
マーケットプレイスを選びました。当時は、メルカリがまだ出る前か出始めで、ハンドメイド販売はヤフオク、iichi、Creemaがメジャーでした。そのなかでもiichiとminne
を選択。
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敷居が低いけど競争率ハンパないマーケットプレイス
今ではプロやプロに近い人もたくさんマーケットプレイスに参加していて、レベルの高い作品やハンドメイドと分からないような作品までたくさんあります。
とはいえ、間口が広いのがマーケットプレイス。
作品1点から販売をすることができます。登録も30分ぐらいあればできるのも嬉しい。
現在ではアプリが出ていたり、ヘルプやQ&Aも充実していて簡単に登録することができます。
外出先でも注文やメッセージの確認ができminneで販売する人も買う人も入れて損はないアプリ。もちろん無料。ブラウザで見るより断然見やすい。
私が販売しはじめた3年前は、minne は作品や作家さんも少なかった印象です。
私が販売していたプラバンアクセサリーも僅かながら、売れていくものもちらほら。初めて購入して頂いた時はとっても嬉しかったです。
minneで販売しはじめて思ったこと
半年ぐらいやってみて思ったのは、「あれ?思ったより楽しくないな。」でした。
仕事にしようとしてるんだから楽しくないのなんて当たり前じゃろがい!って怒られそうですが、楽しくないんだからしょうがない。
何が楽しくないって、気を使いすぎることでした。
自分の好きなもの、作って楽しいものじゃなくて、誰かに認められないと無意味なのではという考えがだんだん大きくなってきました。
冷静になってみればそんな簡単なことで判断することではないのですが、当時は以下の方程式が頭を占めていて、何を作ればいいのかがよくわかなくなっていました。
誰かに認められる=買ってもらう=価値ある
誰かに認められない=買ってもらえない=価値なし
軸がブレブレでした。他にも仕事はやっていたので、すぐに売上をあげないと駄目!というわけじゃないのに。
そうやってうにうにと悩みつつもマーケットプレイスに出品し続けました。
ペースはだいたい1週間に数個ずつ。
すべてオリジナル作品です。アイデアだけはポンポン湧いてくるので、作っては出品作っては出品の毎日。その時は週に1個売れたらいいね!という感じでした。
minne(ミンネ)は、作品のネット販売が、月額利用料「0円」で始められるので、
まず最初にどんなものかやってみたいという気軽に始められるのがメリット。
お金のやりとりはminneが代行してくれるので、値引き交渉もないし、入金してくれないけど作品は送ってしまった!みたいなトラブルもなくて、初めての方でも安心して使えるマーケットプレイスだと思います。
パソコン、スマホどちらからでもすぐに作品を販売できるminne(ミンネ)はこちらからどうぞ。
下記のバナーをクリックするとminne のページに飛びます。
実店舗で販売してみた
私が実際に実店舗で販売したのは個人経営のカフェの販売コーナーでした。
オーガニックハーブティーや手作りせっけん、ヴィーガンスイーツやハンドメイドキャンドルなどと共に、並べて頂いていました。スペース代はなしの売れたものから利用料を払うという約束。売れた分だけ場所代として支払う。
とあるワークショップで出会った方に紹介して頂いたので、インドアながらもいろんなところに出かけることって大事。
だいたいは仕事以外出かけたくない人間なのですが、人の出会いに飢えてたまにワークショップやイベントに出かけていくのですが、そんな時に出会った方でした。
ご縁ですよね。おもしろい。ありがたい。
カフェが閉店する最近まで置かせてもらっていました。
ディスプレイを考えたりするのは実店舗ならではで楽しかったです。
個人経営雑貨屋さんとかにも飛び込みで営業に行きましたが、採用にならず。。。残念。飛び込み営業本当に辛かった。
勇気を出した自分を褒めたい。(実際褒めまくり、ご褒美もあげまくりました。)
レンタルスペースってどう?
この当時よくDM(ダイレクトメール:一斉送信っぽいご案内メール)が来ていました。内容はレンタルスペースで出品しませんかというもの。
実店舗販売に興味のあった私は、実際メールをやりとりしていろいろ聞いてみましたが、月額料金というのが恐くて結局手を出しませんでした。
月額料金数千円とかだったかな。
レンタルスペースを敬遠する3つの理由
【ディスプレイの限界】
店舗全体のディスプレイが魅力的じゃないと思うことがありました。
レンタルスペースの特性上しょうがないのですが、十数〜数十個の棚があってその一角を借りるので、全体として作品が魅力的に見えるディスプレイになってない。
そんなところで売れるのだろうかと。。。
実際、私は消費者として店全体として
ディスプレイに一貫性のあるお店でものを買うことが多いので、
ディスプレイに限界がある統一感がないのが気になりました。
店のレイアウトが楽しいとその空間にハマっているアクセサリーに興味を持つし、
結構シンプルで自分で作れそうでも
店の雰囲気と作家さんの思いが描かれた
ポップやカードで購入を決めることがあります。
【月額料金が怖い】
レンタルスペースの特性上、売れても売れなくても数千円お店に払わなければなりません。minneでもそんなに売上をあげられてない私がレンタルスペースで数千円も払って黒字になると思えない・・・。
ということで、月額料金が怖すぎました。
【家の近くにない】
スーパーインドアな私にとって、自分のアクセスのしやすさってすごく重要。
広島市内中心部以外は無理なのです。
広島のレンタルスペースもありますが、月額料金で断念しました。
とは言え、東急ハンズのレンタルスペースは比較的安価で集客力もある印象です。常にいっぱいです。唯一考えたのが東急ハンズのレンタルスペースでしたが、順番待ちがあるみたいで諦めました。
ハンドメイド販売する時に読んだ本
私が始めた時は、ハンドメイド販売に関する本自体すごく少なかったですが、それでもとても勉強になったのは下記3冊。それぞれアマゾンのレビューもぜひ参考にされたし。
『「ハンドメイド・マーケットプレイス」オールガイド 手作り雑貨の新しい売り方
- マーケットプレイスの使い方
- ビギナーズ本
- 一問一答Q&Aが役立つ
コツというよりもマーケットプレイスの使い方を詳しく掲載しているビギナーズブックという感じ。ネットで情報収集ができる方なら、なくてもいいかも。当時はネット情報はほとんどなくてとても参考になりました。
マーケットプレイスに特化したハンドメイド販売のガイド本なので、minne 、iichi、creemaなど主なマーケットプレイスを実際に利用する作家さんのインタビューや、各マーケットプレイス別に手数料や、決済方法などがまとめてある表や、よくありそうな疑問を一問一答にまとめたページもついています。
内容がよく整理されていて、1時間もかからず読むことができます。
ハンドメイド雑貨のお仕事BOOK 「好き」を「仕事」にする!
- 写真、図式が多め
- ハンドメイド作家コンサルタントが著者。
ハンドメイド作家さんにコンサルティングやセミナー、著書多数のマツドアケミさんによる本。
文章よりも写真や図式が多く、文章も小さく区切られているので、読みたいところから読み進められるのがいい。
本格的にハンドメイド作家として活動していきたいと思っているけど、まだ販売したことないという人におすすめです。
あなたが輝く趣味起業のはじめかた: 楽しみながらお金と幸せを引き寄せる!
- ハンドメイドに限らない「趣味起業」がテーマ
- 文章多め
ハンドメイドに限定せず趣味で起業することについて書いてある本です。
内容はハンドメイド雑貨に限らず、車、サーフィン、タロットと幅広い趣味起業をした人のケーススタディーが載っているので、ハンドメイド販売のことを相対化して捉えられていいかもしれません。
手間のかかり具合を考えるのに役立ちました。ハンドメイド販売は手間がかかります。ケーススタディは、月数万〜数十万と、手の届きやすそうな事例もあったのもよかったです。
あなたが輝く趣味起業のはじめかた: 楽しみながらお金と幸せを引き寄せる!
「売れる」ノウハウが書かれている本
2017年現在、アマゾンでハンドメイド作家に関する本を探してみると、私が販売を開始した2014年と大きくテーマが変わっています。
2014年:とりあえず売るために必要な知識
2017年:「売れる」、「競争に勝つ」ための知識とノウハウ
実際minne でもレベルの高い作品がかなり増えています。これから新規参入したり、生き残っていくためには既に地位を築いている作品や作家さんの中から選んでもらわないといけません。
少々レベルが低くても安ければ売れるというフェーズは終了しています。
私が販売していた3年前はびっくりするぐらいの安売りで作品販売数を稼いでいるという方はいたと思います。ほぼ材料費=定価あるいはそれ以下なので利益にはなってないと思われます。
で、そのなかでも最近私のサイト経由でも売れていて、アマゾンレビューも良い3冊を紹介します。
確実に稼げる minne ハンドメイド 副業入門
minneに特化したハンドメイド販売入門書です。minneの使い方から、販売するにあたっての心構えなど、ハンドメイド販売を行うときのノウハウが分かります。かいつまんで読めば1時間、じっくり読んでも2時間ほどで読めてしまいます。
まずはminneでの販売の概要を知るために一読の価値あり。
売れっ子ハンドメイド作家になる本
作家というものが何と定義するかの価値観を揺さぶられる本。
多くの人に読まれておりハンドメイド作家としてのマインドが書かれている続編も出ている本なので、ハンドメイド販売ってどんなもの?と言う問いには答えてくれる本です。
そういった意味でハンドメイド作家の一種の現実が書かれている本だとは思うので、読んでみて実際販売に踏み出すのかどうかを考えるためには一読の価値ありだと思います。でも、つくづく私はハンドメイド販売をやりたくないんだと気づいた本でもありました。
自分のブランドを立ち上げる! ハンドメイド作家 売れっ子になる法則
ハンドメイド作家講座も開催されている沼里良枝さんの本。
私はまだ読んでいないので、アマゾンレビューを引用します。
非常に練られた構成で、わかりやすく読みやすいです。
理解できずに数行戻って読み返す、という作業が全くありませんでした。
それなのに濃い内容なのです。
ハンドメイド作家さんを目指す方、既になさっていらっしゃる方にお薦め。
ハンドメイド作家さんのバイブル的な1冊。
事前の情報収集と覚悟
大変じゃない仕事なんてないとは思いますけど、合う合わないってありますよね。
はじめてしまったら畳むのも労力がいるので、事前にしっかり本やネット、
また既に販売されている作家さんのブログや販売ページや作品を研究して、
自分がハンドメイドの世界に入っていきたいか、入っていく覚悟があるか、やっていけるのかしっかり考えなければならないのだと思いました。
悩んでもしょうがないから、情報収集して考えを整理したらあとはえいや!と飛び込むというのも確かに必要。
【情報収集の仕方】
- なるべくたくさんの本を読む。
- 既に活動されている人のブログやサイト等をチェックする。
私は現在ブログと講師(勉強系)で生計をたてていますが、これらは初期投資があまりいらない分野です。
頭のなかにあるものを手で打ち込んだり、口で説明するだけなので用意するものはほとんどないです。
一方でハンドメイドは道具や材料など用意するもの追加で揃えていくものが多く初期投資が必要です。最低限のもので開始することはできますが、少しづつながらも結構多くの材料や道具を揃えることになるかもしれません。
売る「モノ」が存在する以上、それは仕方ないこと。だからこそ、しっかり本やネットでの情報収集と覚悟が大事です。
この記事がこれから少しでもハンドメイド販売をやっていきたいという方のお役にたてたら幸いです!
まだマーケットプレイスに登録していない方は、まずはミンネからがおすすめです。
下記のバナーをクリックするとminne のページに飛びます。