プラバン工作を長持ちさせるために、一本持っておくと便利な水性ニスの使い方をまとめました。
水性ニスとは?
合成樹脂(アクリル)と水が主成分の塗料です。
油性のニスと違って、油性ペンの上に塗っても色落ちしません。
家具などの耐久性が求められるものよりも、工作品などに用いられることが多いようです。
プラバンアクセサリーは、手で触ったりすることも多いので、
保護のために油性ペンの部分は特に水性ニスでのコーティングがおすすめです。
わたしは、最初にパジコ ウルトラバーニッシュを買いました。
1000円ぐらいで高いな〜とは思いましたが、プラバン工作用なら、
1回買ったらまずなくならないのでおすすめです。
100均では水性ニスを見つけられませんでした。
PADICO パジコ ウルトラバーニッシュ スーパーグロス 303223
水性ニスにたどり着くまで
コピックをプラバンアクセサリーづくりに使用し始めてからというもの、
コピックで書いた線画の耐久性のことを考えていました。
ただコピックは一般的な名前ペンで書いた線画よりも手に付きにくいです。
(ベタ塗りは普通につくけど、重ねていない線画はあまり手につかない。)
そうは言っても、油性ペンなのでうっかり手についたり、
段々取れたりしてきて困っていました。
正直ニスを塗らない方がきれいなので、見た目だけで言うと塗りたくない。
でも、長く使いたいので、コーティングが必要だなと思っていました。
そこで出会ったのが水性ニスでした。
パジコ ウルトラバーニッシュ スーパーグロスは、無臭でとろりとしたテクスチャーです。
油性ニスのように溶けてしまうものもあるようなので、もしウルトラバーニッシュ以外の購入を考えている場合は、参考にしてみてください。
使い方
水性ニスを塗るタイミングは、着色が終わり金具などをつける前です。
準備するもの
・紙パレット
とろ〜っとしているし、油性ではないので、メモ用紙に出しても、
すぐに染みこんだりしないので、厚手のメモ用紙を何枚か重ねて使ってもOKです。
わたしは、四角いふせんメモを紙パレット代わりにつかっています。
洗うのが面倒くさいし、固まると取れにくいので、使い捨てできるものにします。
・0号の筆
アクセサリーなら、小さいので、0号の筆がちょうど良かったです。
大きい筆だと毛が硬くて、使いにくいです。
毛先が硬いと油性ペンの線が取れてしまうことがありました。
手順
プラバンを焼いて、着色も終わった状態でニスを塗ります。
・使う前によく振り、 紙パレットに小さじ1ほど出します。
・筆は乾いた状態で使います。
・筆にたっぷりニスをふくませて、適度にしごきます。
・塗った時にギリギリかすれないぐらいの薄さで全体に塗る。
・細い線の上だけに塗る時は、つまようじなどに取って少しずつ塗る。
塗るよりも乗せる感じで少しづつ塗る。
注意すること
厚塗り厳禁、薄く塗る
厚塗りだと、乾く過程で、じんわりにじむことがあるので、うすーく塗りましょう。
ただ、にじんでもちょっと滲んでるかなぐらいのにじみ程度で止まりました。
油性ペンの線の上にマニキュアなどのトップコートを塗った時ほど、ドロドロに消え去ることはありません。
線には触れない
ニスを乗せると、水性といえど線が消えやすくなっているので、ニスを載せる時に、うっかり線をひっかいて消えたことがありました。
乗せる時は、慎重にがんばってください。
塗った後の状態
・筆の後はほぼなくなりますが、プラバンがうまく焼きあがった時の、
「つるっと感」とはちょっと違う。
・塗った直後よりも乾いた後はニス層は薄くなる。
→線画の上だけキレイにニスをのせると、ぷっくりと立体感が出ます。
プラバンに水性ニスを使うときのコツまとめ
・厚塗りをしない。
にじみ防止になります。
・何度も筆で塗らない
これもにじみ防止につながります。
・アクセサリーの大きさなら、0号の筆で最初にたくさん含ませたあとに、筆をしごいて塗った時にギリギリかすれないぐらいの薄さで全体に塗る。
・爪ようじなど先端の細いものを使う時は、線を触れない。
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