『散る桜 残る桜も…』の良寛和尚の辞世の句から考える日常を楽しむ視点の切り替え方。『ツバキ文具店(最終話)』

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第7話、撮り忘れてしまった。

昨日録画できていたのは、最終話の第8話。

※ネタバレもあります、まだ見てない人はごめんなさい。

このお話のなかで、一番好きなのはバーバラ婦人。

今回もバーバラ婦人が素敵なことばを教えてくれました。

こんなお花見があるとは・・・

バーバラ婦人が桜の木の下でテーブルにクロスをひいて

みんなでお花見しましょうと誘います。

パーティの準備で、みんな楽しそうだけど、

鳩子の表情には、元気がない。

お魚屋さんの舟盛りに、樽酒まで!

で、乾杯の挨拶を男爵がするんです。

知識の豊富な人の講釈を聞くのは楽しい。

楽しいだけでない人生こそ人生

ワインを傾けながら、バーバラ婦人が言うのです。

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「散る桜 残る桜も 散る桜」

これは、良寛和尚の辞世の句と言われています。

また特攻隊に向けた言葉とも。

『幸せすぎると、なんだか最近悲しくなっちゃう…。」

とバーバラ婦人がつぶやきます。

バーバラ婦人の言葉が今回とても印象に残っています。

確かに、すぐにすぎる分かっている嫌なことをやっているとき、

これが終わったら楽しいことがあるから

がんばろうと気持ちが前向きになります。

一方で、幸せなときにも、

これが終わったら寂しいなと、

後ろ向きな感情を感じることがあります。

何事にも二面性があって、

コインのように表なのか裏なのかそれだけであるといったような

ユニティという考え方がよぎりました。

コインをどの距離で眺めるか?

何事にも二面性があるならば、コインの表裏のどちらであっても、

視点次第で、切り替えることができるのではと考えました。

もし、嫌なことがあったとき、

これをコインの裏側と考えると、

コインに表があるのだと理解し、

一歩引いた視点を持つことは、

冷静になることの一助になります。

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また、幸せなコインの表を体験しているとき、

視点をコインの表側にフォーカスして、

楽しみきる、感じきることで、

終わった時の寂しさが軽減するように感じます。

この時の視点を、観察ポイントと表現してもいいかもしれません。

例えば、旅行のとき思いっきり遊び尽くしたら、

今度ははやく帰宅したいという気持ちになるのも同じ。

そんな感じに、感情や物事(コイン)と距離(観察ポイントまでの)を調節すると、

目の前のことにニュートラルにいられるのかなと思うのです。

しかし、現実はそんな風に冷静でいられないこともありますよね。

少なくとも、「私、いま怒ってる。」と認識できても、

怒りが収まらないことってありますよね。

それでもだめなら息を吸って吐いてみる

そんなとき、私の困ったときの処方箋のひとつ加藤先生の本を思い出します。

しつこい「怒り」「嫉妬」を手放す

「怒り」や「嫉妬」を手放すのは極めて難しいです。

(中略)

毒出しは、「気持ちよく」息を吐くことが肝要です。

「ゆっくり」です、「ていねい」にです。

引用:仕事・人間関係がうまくいく 呼吸の教科書 加藤俊朗 著

深く息を吸い込んで、はーーっと吐く。

その場でやります。

はーーっと吐くと、ほんの少し落ち着きます。

繰り返していくと、少しづつ落ち着いていきます。

そして、嫌なことを書き出して、嫌なことの火種を心の中から見つけていく。

その過程で怒りが静まっていくことも、

また、自分が手放すタイミングに来ている「何か」に気付くことも。

これまで何回かお世話になった本。

先生は、この怒りというのは一生かけて手放していくのだと言っています。

少しづつすこしづつあせらず、毎日の少しの時間を使って手放していきます。

この本、恋愛呼吸というのも載っています。

簡単なのに私には、なんだかめんどくさくってやってないんですけど。

全体的にするんと読めます。

ツバキ文具店、終わってしまったーーーー。

誠実なキャラクターたちに癒される素敵なドラマだったので、

スピンオフがあるなら、見てみたい。あと再放送も。

最終話の再放送は2017年6月8日(木)午前0時10分(水曜深夜)!

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