ふと振り返った時に、「成長」という言葉に対する
捉え方が変わっていることに気づきました。
数年前は、「成長したくないの?」と聞かれると、
「成長なんか全然したくない。今のままでいい。」と本気で思っていました。
今は、守りたいもの、身につけたいもの、脱ぎ捨てたいものを
判別できるようになってからは、「成長」という言葉に対する捉え方が肯定的になりました。
自分を今のままでいいと思うことと、成長することがうまく融合させられている感覚です。
そういえば、最近、「人間の本質」という本を読みました。
- 作者: 本山博,稲盛和夫
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2009/09/19
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
お坊さんの本山博さんと京セラの稲盛和夫さんの対談本です。
そのなかで、「無私」について書かれているページがあります。
自分の私利私欲を無くして、今この瞬間を全てその人のため、自分以外のために
心も時間も費やし、そうすることで結果は自ずとついてくる、
人も自分も驚くような功績がついてくる。
そうやって取り組むことで、知恵が湧いてくる。
そんなようなことが書かれてありました。
数年前、無私という言葉を知った時、
寝食惜しんで自分を無くし、人のためだけを思って働くことだと思っていました。
そんな神様みたいなことわたしには出来ない。
頭の片隅に、損得勘定がある状態は、本気の仕事ではないのだなと感じました。
損得勘定というか、自分を手放すと、いとも簡単に丁度良いタイミングで
知恵が湧いてきて、アイデアがひらめきます。
本当に驚きました。
何より、そういうふうに仕事に取り組めることの幸福感は
以前の何倍にもなることも感じました。
そういうふうに、これから出会ういろんなことに
接することができたらいいのになあ。