「成長」と「無私」

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ふと振り返った時に、「成長」という言葉に対する

捉え方が変わっていることに気づきました。

数年前は、「成長したくないの?」と聞かれると、

「成長なんか全然したくない。今のままでいい。」と本気で思っていました。

今は、守りたいもの、身につけたいもの、脱ぎ捨てたいものを

判別できるようになってからは、「成長」という言葉に対する捉え方が肯定的になりました。

自分を今のままでいいと思うことと、成長することがうまく融合させられている感覚です。

そういえば、最近、「人間の本質」という本を読みました。

人間の本質

人間の本質

お坊さんの本山博さんと京セラの稲盛和夫さんの対談本です。

そのなかで、「無私」について書かれているページがあります。

自分の私利私欲を無くして、今この瞬間を全てその人のため、自分以外のために

心も時間も費やし、そうすることで結果は自ずとついてくる、

人も自分も驚くような功績がついてくる。

そうやって取り組むことで、知恵が湧いてくる。

そんなようなことが書かれてありました。

数年前、無私という言葉を知った時、

寝食惜しんで自分を無くし、人のためだけを思って働くことだと思っていました。

そんな神様みたいなことわたしには出来ない。

頭の片隅に、損得勘定がある状態は、本気の仕事ではないのだなと感じました。

損得勘定というか、自分を手放すと、いとも簡単に丁度良いタイミングで

知恵が湧いてきて、アイデアがひらめきます。

本当に驚きました。

何より、そういうふうに仕事に取り組めることの幸福感は

以前の何倍にもなることも感じました。

そういうふうに、これから出会ういろんなことに

接することができたらいいのになあ。

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