ベーシック・インカムのある日常を考えてみた。

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毎月無条件で数万円支給されるとなったら嬉しいですよね。

しかも用途自由。

フィンランドで失業者2000人に毎月約7万円を支給するという大規模実験が開始してから半年が経ったそう。

労働意欲の低下が心配されていました。実際スイスでは国民投票で否決されています。

フィンランドの実験の途中経過と、ベーシック・インカムのある日常を考えてみました。

ストレスは減り、労働意欲は向上。

向こう2年の一部の収入が確定しているということは、確実に日々のお金のストレスは減るので、日常の悲壮感が薄れる。7万円では生活できないからこそ労働意欲も無くならず、本当に自分のやりたいことを少し長い目で考えることができる制度。

また、ステップアップとしてインターンやパートタイムの仕事をしてもベーシックインカムが継続されるのは納得のいく仕事にありつくための道にもつながる可能性もある。

gigazine.net

収入の底上げは経済を活性化させる

家にいても、お財布にお金を入れてなくても、うっかり買い物をしてしまうぐらい、

巧みに購買意欲をそそってくる日常のいろいろたち。最近、うっかりすれば買い物してしまう。今日もセールの赤看板に誘われて、買い物かごを渡されてセーブしたつもりが数千円の出費。もともとそろそろ買わなければと思ってはいた消耗品だけど。

買い物好きな知り合いが嘆いていた。

「節約したいから家にいるのにインターネットがあったら、ふつうに買っちゃって困っちゃう」らしい。

逆に欲しいものとかあまりなくて、気がついたらお金溜まっちゃうなんて人も聞いたことある。

SNSでもなんとかモノを売ろうとする動画や写真や記事があふれている。

(このブログもその一つではあるんだけど。生活の質向上したいのでね。いいものあったらこのブログ経由のリンクで買って頂けたら嬉しいですm(_ _)m)

そりゃお金に困ってなければ、使ってみたい、食べてみたい商品はあるけれど、

限られた現在のお金のなかでは泣く泣く諦めるということがある。

働いている時間は消費できないので、働く時間が増えることなくお金が増えることは経済の活性化につながっていくと思うんだよねー。

こんなに素敵な物を作って、流通できる術を開発して広めてきたのだから、

次は気持ちよく消費する術として「ベーシックインカム」は機能してくれるのではないかと期待している。

メジャーになるにはまだまだ遠い未来だとは思うんだけど。

  1. 魅力的なモノを作る
  2. 流通させる方法を考えて実行
  3. 消費を加速させる←これから

AIの仕事っぷりがすごい。

先日聞いたバイリンガルニュースのAIの仕事にはほとほと驚いた。

いつの回だったか、忘れたのでまた判明したら追記します。

記憶を辿ってのご紹介になるので、正確じゃないかも。

インスタでリサーチして、文章とかハッシュタグや投稿時間の設定を認知向上、売上上昇のために自動でやってくれるマーケティングAIの話。

お休みも必要ないのでスタッフが寝ている間に、必要な投稿画像の条件をマーケティングして、スタッフが出勤する朝に教えてくれる。その条件に沿った画像を渡すと、それを元にまた自動で投稿してくれて結果的に認知向上、売上上昇に繋がったらしい。

すごく疲れなくて、優秀ですごいスタッフすぎる!もちろん事前に打ち込む内容はたくさんあるみたいだけど。

AIが人間の仕事を奪うことは悪いことではない

と思うのです。もしそうなっても、ベーシックインカムがあって、最低限の生活ができれば「何しようかなー」と考える時間を持てて、やりたかったことや面白いのでは?という新しい試みに挑戦しやすくなる。

今まで学問やいろんな商品やサービスが開発されていったけど、AIの導入によってその発展するスピードがもっと加速していくと思われる。

だからいいと思うんだけどなぁ〜。ローマで衣食住と娯楽が与えられて栄えたという話に近いものを感じる。時間をかけて子育てをすることに興味を持ち、子を持とうとする層も増えるかもしれない。

もし労働時間が変わらず月に7万円収入が増えたら。

実際に今自分にベーシックインカムが導入されたらを考えてみる。

うーん。

  • 仕事を減らして、少しブログを書く時間を増やすかもしれない。
  • 仕事を減らして睡眠時間を多めに取る。
  • 遠出の旅行に行く。

こんな感じか。

やっぱり今やりたいことに時間を割くよね。

しかも万円ってそれだけじゃ生活できない金額だからこそ労働意欲はなくならない

疲れていたら「休む」という選択肢は取るけど。

労働意欲の低下と必要最低限の休息をどう区別するかって難しい。

ベーシックインカムによって、活動自体への単純な興味で選択する人が増えそう。

もちろん、現在みたいに目的のために近道として手段を選ぶという道も残しながら。

フィンランドの実験では失業者対策として実施しているけど、国民全員に行われるベーシックインカムだとした時、ひとり7万円支給されるならば、4人集まれば24万円になるので、友達同士で集まってほんのすこしのパートタイムジョブで暮らしていけてしまう。孤独死も減るやも。

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本当にやりたいことを考える時間にもなるわけで、7万円で満足はしないから働かないって選択肢も取りにくそう。

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gigazine.net

デメリットで人材選定の限定化というのがあげられている。

そのうち、「きみ仕事してるんだー優秀だねー、僕は凡人なんで仕事ないよ。ははは。」みたいな会話が聞こえるようになるのだろうか。本当に仕事したい人は、努力してポジションを得るのだからそれはいいことだよな〜。

andai.co.jp

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