こんにちは。
いま、小さい頃から抱えていた違和感を解消できて、静かに感動しています。
現実としては何にも変わらないけど、自分が何者なのか分かると安心しますね。
私の抱えていた違和感とその違和感を解消してくれたLGBTQの「Q」について考えてみたいと思います。
目次 [閉じる]
男になりたいわけでもないけど、女でもない
トランスジェンダーという考え方が広まって、性別違和を受け入れる環境が徐々に整いつつありますよね。
物心ついた時から、性別に対する違和感がありました。
私が子供の頃は、祖父が美輪明宏さんが出ると番組を変えたり、
叔父の結婚式に出るときにふわっふわのドレスを着せてもらったのに不機嫌になって周囲を困らせたことでなんかモヤモヤしてしまったり。
女じゃないって思ってる自分は少し変な子なのかもしれないと思っていました。
保育園では男の子と遊ぶことが多かったし、
小学生1年生でニューハーフを夢見る男の子と結婚しようねって約束していたり。
転校をすると、その男の子と連絡を取ることもなくなって、私は好きな男の子もできました。
あんまり仲良くなることはなかったけど、男の子が好きってことは私は女の子なんだと思うようになりました。
でも、女であることの違和感はある。
私は女性が好きとか、男性になりたいとかいう気持ちがないけど、女と自認することに違和感があります。
彼氏ができても女性と自認することの違和感は消えなかったのです。
男の人と付き合うことに違和感は全くなく、女性と付き合いたいとも思いません。これは一貫している。
身体的変化による違和感はない
自分の身体が変化することは嫌ではなく、おもしろーいぐらいに思っていました。
でもなんか違う気がする。。。
そんな感じで、大人になってしばらく経ちました。
男だけど、性的自認は女で、恋愛対象は女という考え方
生まれついた体は男だけど、性的自認は女で女性の格好をするけど、恋愛対象は女であるという主人公のドラマを知りました。
NHKでやっていた「女子的生活」というドラマです。
性的自認が女で、女を好きという性別があっていいんだと思ったらすごくスッキリしました。
ちなみに女子的生活を気になった方は、U-NEXTで見れます。
志尊淳さんが演じるみきもかわいいし、高校の友だちで居候の後藤を演じる町田啓太さんの笑顔がとてもステキです。
志尊淳さんの女装も好きだったんだけど、町田啓太さんの笑顔を見るたびにきゅーん!ってなっていました(笑)
女の子じゃなくて、男っぽさの残るちょっと中性的な女装は大好きです。
でも、やっぱり町田啓太さんの笑顔を見るときのドキっ!の方が上回っていることも認識していました。
「女子的生活」は物語そのものも引き込まれたけど、それを見る自分自身の心の変化も興味深い作品でした。
もし性的自認で悩んでいる人には一度見て欲しいです。
女子的生活を見るならU-NEXTで見れます。huluでも見れないかなと思ったんですけど、今のところU-NEXTのみのようです。
今なら31日間無料もやっています。女子的生活は4話だけなので、すぐに見れると思います。
自分は何者?
でも、自分は性的自認が男なわけでもない。
かと言って女でもなくて、ただ恋愛対象は一貫して男性なことは間違いないのです。
最近Dior マキシマイザーに大感動したけども、キラキラしたコスメを持つことには全然興味ない。
口紅の色が揃っていることや、色とりどりのアイシャドウとか見てもテンション上がらない。
あとウェディングドレスとか着たいとも思わない。テンションが上がらない。
メンズライクで自分の体にぴったりのスーツやタキシードをベースにしたドレスならちょっと着てみたいかも。
性別の分からなさが極まった時、ふとGoogleで「性別がわからない」と検索することを思いつきました。
困ったことはGoogle先生に聞きますよね。
さすがに先生困るかなって思ったんだけど、答えてくれないとは思ったのだけど、気休めに。
どんなサイトに当たるのか興味本位。
そこで知ったのがLGBTQ。
LGBTに見慣れないQが加わっています。
Qってなんだろうと調べて見ると、性自認や性的指向が定まってない人を指すのだそう。
参考:http://rainbow-japan.site/whatisq/
これだ!
性的自認が定まってない人って他にもいるんだ!
他にも私と同じ人がいるんだと思ったらすごくスッキリしたのです。
このすっきり感。筆舌に尽くしがたい。
他にもいるんだと思ったら、自分を肯定できる
自分が「性別自認のない人である」と認識することで環境は何にも変わりません。
でも、自分が認識すると心が変わります。
今まで、自分はおかしいんじゃないかと思っていました。
自分は自分と思っていても、分かり合えないのってさびしい。
受け入れてくれる人はいるのですが、それじゃ足りなくて、オリジナルでありたいと思いながらも、同じであることを喜びあいたいとも思っていました。
22才のときに当時付き合っていた人に、カミングアウトしたことがありました。
「そういう考えもあっていいんじゃない。
好きかどうかに影響しない。
でも、俺は自分のことを男だと思ってるし、女の子が好きだから分かってあげられない部分もあると思う。」
性別のことではないけど悩んだことのある人だったので理解してくれて、すごく優しい人でした。
なんて紳士な方だったんでしょうか。
受け入れてはもらえるものの、共感ができないのはやっぱり寂しくて自分は変だと思っていました。
今回LGBTQのQであると認識できたことで、心がとても晴れやかになれました。
もし、性別に違和感があって、男でも女でもないと思っている方はもしかしたらQuestioningかもしれません。
自分を否定せずに肯定して気持ちよく生きていく手段は必ずあります。違和感を大切に。
性別違和が気になった方は、一度ぜひ「女子的生活」見てほしいです。
女子的生活は今のところU-NEXTだけみたいです。
本は読んでないので分からないのです、ほら町田啓太の笑顔もステキなのでドラマがおすすめですw