夏休みが今年もやってきますね〜夏休みの工作はもう決めていますか?
身近なプラバンが夏休み工作にうってつけです。
簡単で、しかも学校の勉強につながるからです。
勉強と言っても図画工作じゃなくて、算数と理科。
遊びのなかで覚えたことが、授業や宿題で出てきたら、
そこだけは解こうかなという気になるものです。
夏休み直前なので、私が毎日のように触っているプラバンが
どんなふうに勉強に役立つのか考えてみました。
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遊びながら学んだことは忘れにくい
学校でやった勉強は覚えていなくても、どんな遊びをしたとか、
遊んだ時のエピソードって、いつまでも忘れずに覚えていますよね。
子どもの時にやったゲームのルールなども。
もし忘れていてもすぐに思い出す。
楽しい夏休みにやる楽しい工作をほんの少しだけ学校の勉強とつなげて、
紙の上で問題を解く時に、勉強と思わずに取り組めたらいいなという希望を込めて、
プラバンで学べることを整理していきます。
算数編:縦と横がそれぞれ半分なら、面積はどれぐらい小さくなる?
自分でどんな大きさのプラバンを作るのか、考えるところからスタートです。
プラバンって縮むんですけど、だいたい縦も横も元の大きさの半分ぐらいになります。
そうしたら、面積は4分の1になるんですけど、式や図を描いただけではわからない子どもがいます。
大人ならば、それぞれ半分なら4分の1って答えられる方が多いと思うのですが、
半分なら面積も半分なんじゃない?って考える子がいます。
言葉だけで分からなければ、やってみるのが一番。
正方形プラバンを作って実際焼いて、測ってもらってもいいし、
折り紙を4つ折りにして縦と横の長さが半分になったら4分の1になったと見てもらうのもいいと思います。
言葉で聞いたり頭で考えるだけだと「???無理ー!」ってなっても
実際にやってみると、案外すんなりと納得するものです。
だってそうなってるんですから。目の前の事実は受け入れるしかない。
プラバンはプラバンによって縮み方が異なるので、
「およそ」4分の1の大きさというところを目安に考えてください。
理科編:虫を殺さずに、標本作る方法あるよ?
数年前からプラバンで大人の本気を見ることが増えたのですが、
最近感動したのがプラバンで作る虫の標本。
虫を殺さないし、見た目も本格的に見えてすごくいい。
プラバンの虫標本は図鑑の絵を写し書きして作ります。
模写って細かいところをよく観察しますよね。
図鑑を眺めるだけの時とは、また違う発見があるかもしれません。
しかも、いくつか並べた時のコレクション感がすごくいい!
標本箱は100均に売っている窓付きの木製ケースがおすすめです。
こんな高級なやつに入れちゃう?
いやいや、標本箱だけでプラバンの何倍の値段なんだ(笑)
セリアの透明プラスチックの窓付き木製ケースがぴったりです。
数年前に買ったけど、きっと今も売っているはず。
木製部分は無垢の木なので、絵の具やペンなどで何か描くこともできます。
窓の部分は、プラスチックでできているので軽くて落として割れる心配もない。
あとは虫ピンも100均の釘などで代用できるかも。
100均より安い虫ピンもアマゾンに売っています。99円。
虫が苦手なら花でも。
虫、嫌だ〜!って子がいるかもしれない。
昔、問題集に書かれた虫を見るだけで「ぎゃー!」って騒いでいる女子がいたなぁ。
虫が嫌だったら、花はどうでしょう?
先日、私は苦手だった花プラバンを少し克服しました。
きっかけは弟のつるの一声。
「花びら作る気ないでしょ?花びらよく観察してみたら?」
なるほど。私は確かに、花びらの形からは考えていなかったなと思い、
花びら1枚から型紙を作ってみたら、それらしくなったんです。
青い小花。
これとか。母には、「は◯くそ?」とか言われてしまったけど。
花びらをよく観察して、立体的な花を自分で作ってみると、
いつもの花の新しい一面を発見できるかもしれません。
花びら1枚をよーく観察して、どんな平面図形を組み立てれば立体になるのか、考えてみることは、空間認識能力を伸ばすことにも繋がります。
花びら1枚の型紙から自作している花の作り方の記事。
難しければ、花プラバン本を見るのもアリ!
自分で型紙を作るのが難しければ、花プラバンの本を見ながら作ってもOK。
花プラバンの本ではパーツがいくつかある花プラバンもあります。
パーツを作りながらどんなふうに花になっていくのか、発見がきっとあると思います。
おすすめの花プラバンのまとめ記事です。よければこちらもどーぞ。
【追記】花プラバンの動画を作りました。
花プラバンの動画をYoutubeにアップロードしました!
型紙を作るところから動画にしています。
縮めたあとどんなふうに立体にしているかなども参考になると思います。
この他にも動画をいくつか作ったので、
ぜひチャンネルページで見ていただけると嬉しいです。
ちょっとでも参考になったら高評価&チャンネル登録いただけると小躍りして喜びます!
なぜこんなことを思ったのか。
プラバンでつくる昆虫標本をネットで見つけて感動したので、どうにかブログで紹介したい!と思いました。
小学生の時、勉強する意味が見いだせず宿題もせずに遊んでばかりだったのですが、
中学3年生の人生初めての受験の時に、「わかる」快感や新たなことを知る楽しさに気づいてから勉強が好きになりました。
高校に入ってからは「わかる」快感はほとんど現代文のみに注がれることになるのですが・・・。
現在教育業界で働いているのも、この時の「わかる」快感から始まったと言っても過言じゃないくらい。
小学生の頃、遊びと学びの壁が低ければ、退屈な授業が楽しかったのかなぁと思ったので、私にとって身近なプラバンと学びの接点について考えてみました。
小さな折り鶴をピンセットで作ってみました。
小さい折り紙工作も夏休み工作の参考になるかもしれない。
器用だったり、少し難しいことにも挑戦できそうな高学年の子ならば、
立体プラバンもいいかもしれません。
オーブンは熱いので保護者の方の監督の元で!
遊びは学びのきっかけがいっぱい
基本的に人間は「知りたい」生き物です。
勉強嫌いの大人でもテレビのクイズ番組や雑学番組を楽しんでいる人もいます。
これは本能的に備わっている「知りたい」という欲求が働いているからです。
遊びにおいても、子供はよく「なんで?」と聞いてきたり、
こちらから「これってなんでだと思う?」「これって不思議じゃない?」と聞くと、
大抵の子は興味を持ってくれます。
後は、こちらが答えを知っていてクイズ形式にしても食いつきます。
そんな時に、自分で調べてみる、一緒に調べてみることで、
知的好奇心を満たしたり、新しいことを知り知識を身につけることで、
自尊心を養うことにつながっていくと思います。
最初から一人でやるのは、めんどくさく感じてしまいますが、
兄弟で一緒にやったり、保護者の方と一緒に調べると敷居が高くなく取り組めると思います。
・一人でやるのは敷居が高かったりつまらなく感じても、一緒にやると敷居が高くない!
その他の遊びでできる学びを考えてみる
・確率調べ
小学生でも「並べ方」という単元で学びます。
これを実際にゲームを何回もやって確かめるのはどうでしょう。
カードゲームやテレビゲームなどは、熱中すると何度でも何時間でもやってしまいます。
勝敗数を記録して、本当に確率通りになるか実験するのです。
確率という言葉を考えることにもなるし、好きな遊びを延々と続けられるのも嬉しい。
熱中している遊びがあったり、飽きっぽくない子じゃないと、続けるのが辛くなってしまうので注意。
(つづく)