プラバンでは、定番の油性ペンだけでなく、パステルとか、色鉛筆とか最近ではいろいろなものが使われるようになりました。
私がこれまでプラバン工作で使ってきた画材の、色や雰囲気の違いを整理していきます。
それぞれの使い方についてもまとめています。参考になれば幸いです。
目次 [閉じる]
プラバンで使える主な画材
主に下記4種類を使っています。
- 油性ペン(マッキー/コピックマーカー)
- パステル
- クーピーペンシル/色鉛筆
- アクリル絵の具(アクリラガッシュ)
プラバンに着色して、縮めたものを並べてみます!
- 右から3つは油性ペン使用。(右から2番め3番目はコピック使用)
はっきりした色合いが特徴。アルコールでぼかすアレンジもできます。着色のときは換気を十分に。 - 右から3〜5つはパステル使用。
パステルは着色面に紙やすりなどでやすりがけをする必要があります。
混色も可能で、ふんわりした風合いが特徴。手が汚れやすいので、濡れふきんなどが手元にあると作業しやすいです。
あまり技術が必要なく、なんだかいい感じに仕上がるので、不器用な人やお子さんでも扱いやすいです。 - 右から5〜6つはクーピー使用。
書きにくい。思ったより色がのらない印象。あえて、薄く仕上げたいのであればあり。縮めると若干色は濃くなります。手軽といえば手軽。着色の際には紙やすりが必要です。 - 左から1つめはアクリル絵の具使用。
縮めた後に塗る時は、器用さが必要。あとコーティングをしないと取れてしまいます。 - 右から3つめの三角は、油性ペンとパステルを使用。
裏はパステルをいくつか混色し、表からはコピックで線画を書き、少しぷっくりした感じなのは水性ニス。 - 左から3つめのねじねじは、クーピーとパステルを使用。
そういえば、他にもアクリル絵の具と油性ペンを使ったものもありました。
表に油性ペンで線を描き、裏からアクリル絵の具で着色しています。
一緒に写真を撮り忘れたけど、こちらです。
同じ油性ペンでも、コピックとマッキーのような油性ペンは雰囲気が異なります。
コピックは透明感があって、いろんな色があるのでアクセサリー作りにおすすめです。
上手に作るためには、作る前にそれぞれの道具が得意なことを知っておきましょう。
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油性ペンで気をつけること
線を描くのはとても楽なのですが、色を塗るときにはムラになりやすく、仕上がりが残念になりやすいです。
ちなみにマッキーなどの油性ペンよりはイラスト制作などで使われるコピックの方をよく使っています。
割高ですが、プラバンアクセサリーなど微妙な色の違いを表現したい時には何本かお気に入りのコピックがある方が楽しいです。
コピックより安いルプルームも同じような商品ですが、使ったことないのでレビューはできません;
ムラが気になりにくい方法・コツ
・同じ方向に向かって、重ならないように塗る
2度塗りすると、色が薄くなったり、濃くなったりムラの原因なので、
重ならないように同じ方向に塗っていくと、ムラが気になりにくいです。
でも、ムラにはなります。
・コピックで塗る
コピックは柔らかいペン先(筆みたいになってる)だと、
インクもたくさん出るので、筆跡が残らずムラが気になりませんでした。
コピックで面塗りするときに、気をつけたいことの詳しいことはこちらから。
コピックを使って、プラバンに着色してみた動画です。
コーティングは水性ニスを使っています。
私が普段、油性ペンを使った時にコーティングで使うのは水性ニスです。
水性ニスはどこでも売っているわけではないし、激安!とかではないのですがあると本当に長持ちします。
詳しくは下記の記事に水性ニスのことを書いていますので、よければどうぞ!
水性ニスはアマゾンでいつも買っています。東急ハンズとかにしかないのですが、アマゾンが安いのです。
マットな感じやツヤツヤな感じなど、お気に入りの仕上がりに合わせて買うのも◎。
レジンを使う時に気をつけること
油性ペンをレジンでコーティングする時は、注意が必要です。
こちらの記事でまとめてみたので、よければ読んでみてください♪
パステルとクーピー/色鉛筆で気をつけること
描く前にやること
パステルとクーピー/色鉛筆を使う時は、プラバンをヤスリがけしましょう。
やすりがけしなかったら、つるつるしすぎて色付きません。
粗めだと半透明、細かめだと不透明になります。
そもそも白いプラバンならヤスリがけしなくても描けます。
透明でなくてOKな時は、手間が省けておすすめ。ヤスリの跡もつかない。
タミヤ 【70215】 ちぢむ白色プラバンB6サイズ(2枚)【楽しい工作シリーズ】
クーピー/色鉛筆の使い方
描きたい絵の上に、ヤスリがけしたプラバンを置いて描きます。
風合いはクレヨンで書いたような荒くかすれた感じです。
紙に書くよりも結構色が薄いですが、こちらも焼いたら密度が上がって少し濃くなります。
でも薄く感じます。
もし色を広い面に塗りたい場合も、ぬりえの手順で塗ります。
線も面もどちらもできるのが便利。
クーピーと色えんぴつを使って実験してみました。
クーピーは焼いた後になんと・・・! 続きは記事でどうぞ。
パステルの使い方
パステルは、線は尖ったところで描けます
また、カッターなどで削って、粉を指で広げると面をムラなく塗ることができます。
グラデーションが簡単にできて、絵が苦手でもキレイなプラバンが作りやすいです。
グラデーションを活かしたプラバンアクセサリーの作り方は、この本に載っています。
私の考えた図案も掲載されているので、よければぜひ(///∇//)
パステルはヌーベルカレーパステルを使っています。
100均との違いは、少し硬くて手に付きにくい。手の汚れの差は圧倒的です。
100均パステルよりかなり作業しやすいです。
ヌーベルカレーパステル 24色パールセット NCT-24P コンテ 画材
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パステルで着色してアクセサリーを作ってみた動画です。
アクリル絵の具で気をつけること
塗るのは焼いてから
アクリル絵の具は、焼き終わった後に塗ります。
プラバンが小さくなり筆を使うので少し難しい。見せたい面の裏から着色します。
おもて面に、油性ペンで線を描いて、裏から色をぬるときれいに仕上がりやすいです。セル画の要領。
アクリル絵の具を焼く前に塗るなんて無理だと思っていたんですが、いろいろ実験していたらできました。
水彩画っぽく仕上がりますが少し時間もかかります。
やったらできた!焼く前でもアクリル絵の具で着色することができました。
ムラ対策
アクリル絵の具はムラになりやすいです。
対策としては3つあります。
- 薄く何度も塗る。
時間がかかります。
- 厚めに塗る。
ひび割れしやすいです。
- 裏に何かを貼る。
透明な部分があると、難しいかもしれません。
(おまけ)アクリル絵の具の代わりにポスカを使う
アクリル絵の具の代わりに、ポスカを使うこともできます。
ポスカは、焼く前に着色するのがいいようです。
でも、私は焼くとヒビ割れたりすることがあって、難しいので使ってません。
(追記:2017/6/13 プラバンとポスカの記事UPしました。)
極細は細いので、細かい線を描くのにおすすめです。
焼く前に描いておけば作業が細かすぎることもないですね。
インクが多すぎると、ヒビ割れてしまうので、
乾く前に綿棒やティッシュなどで調節しながら何度か練習すると、
すぐコツをつかめると思います。
コーティングで気をつけること
最近はレジンでコーティングされたものが多いみたいですね。
ぷっくりしてかわいいですよね〜
UVライトやレジンなど、初期費用がかかるので、最初は水性ニスを使っていました。
ふらっと立ち寄った手芸屋さんで衝動買いして、
ついにレジンもはじめました!レジンも楽しいですね♪
でもレジンで油性ペンはにじみます。
にじませない使い方をまとめたので、こちらもよろしければどぞ〜
私の持ってるUVライトはこれです。
ちょうどよく机におさまって、重宝してます。
替えの電球もアマゾンや楽天で買えて便利です。
レジン液はキヨハラか星の雫がおすすめです。
星の雫は黄変しにくいUVレジンです。今までより圧倒的。